スマート農業技術導入による地域水田農業の活性化プロジェクト

④水田水位・水温情報収集(汎用型)Result

取組概要

  • inamo設置写真

  • 倉田農場設置位置

  • 道下農場設置位置

  • 作業日報例

【計測結果】

○ スマートフォン端末で設置点の水位、水温情報を利用者が確認し、見回り巡回数の削減を行う。

実証結果

【倉田農場】


【集計結果】

弁開閉も含めた巡回時間(分) 巡回のみ回数 巡回のみの移動時間(分)
5月 0 0 0
6月 246 14 575
7月 145 16 386
8月 108 0 0
合計 499 30 961



【道下農場】


【集計結果】


弁開閉も含めた巡回時間(分) 巡回のみ回数 巡回のみの移動時間(分)
5月 192 0 0
6月 480 20 320
7月 340 22 374
8月 67 4 67
合計 1079 46 761

○作業日報より、水田見回り回数及び作業時間を集計し、見回りのみの作業時間を集計

○見回りのみの時間について、水位・水温センサー(inamo)を導入することで、圃場の情報をPC、スマホで確認できるので圃場までの移動時間を削減することが出来る。

目標に対する達成状況

○水位・水温センサー(inamo)が全水田圃場に設置され、現地見回りを週一回とし、それ以外については「UAV情報取集」、「衛星画像情報収集」の植生活性度マップを活用し、PC、スマホで確認することで巡回回数を削減した場合の合計作業時間を算出した。

○弁開閉も含めた見回り時間に算出した見回り作業時間を加えた総時間を水管理時間とする。

○これにより、倉田農場では1460分から831分への短縮となり、43.1%の時間削減となる。
また、道下農場では1840分から1290分への短縮となり、29.9%の時間削減となる。このため目標値は概ね達成された。